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廃車の解体方法と解体費用

古くてボロボロの車や、事故や故障で動かなくなった不動車は再利用が難しいため、廃車しようと考える方が多いでしょう。廃車をするか修理して再度使用するか、売却するかとなると、修理コストや売れない在庫リスクを考えると、廃車が車の所有者にとって一番損のない選択肢となります。廃車をするには、廃車処理が可能な引取業者へ引き渡し、廃車解体処理してもらうことになります。こちらでは、その廃車解体の方法や廃車解体にかかる費用について解説します。

廃車解体の方法

廃車解体は、車を潰すといった物理的な一工程だけではありません。廃車解体はいくつかの行程に分けられて行われます。こちらで廃車解体の流れについて解説します。

廃車解体の4STEP

引取工程

フロン類回収工程

解体工程

破砕工程

廃車解体の流れ

1.引取工程

廃車するには、車の保管場所から解体業者まで車を運んで引き渡さなくてはいけません。この引き渡しの際、不動車や車検切れの車の場合は、運ぶためのレッカー車の手配が必要になります。廃車の引き渡しが完了すると、引取業者がリサイクルシステムで引取完了報告を行います。

2.フロン類回収工程(フロンガス回収)

引き渡しが終わると、引取業者では廃車の分別作業が行われます。車を廃車する場合、必ず取り外して回収しなくてはいけない部品が、カーエアコン等に欠かせないエアコン冷媒のフロン類です。フロン類は回収認可を受けている業者しか回収ができません。古い年式の車や軽トラックなどは、エアコン装備がない場合もあり、フロンがない車もあります。

3.解体工程(部品リサイクル、エアバッグ類回収)

分別作業では同時に車の解体作業にも入ります。解体時には、リサイクルできる部品等の取り出しやエアバッグ装備なども取り出します。廃車する車が事故等により破損があっても、再利用出来る部分があれば取り出し、リサイクルパーツやリビルドパーツとして中古車リサイクルパーツ工場等で買い取られます。

4.破砕工程(シュレッダーダスト)

分別作業をしてリサイクルできるパーツや部品を取り出し、フロン類やエアバッグなど取り出して、リサイクル処理が難しいといわれる、シュレッダーダストの破砕処理を行います。こちらの破砕工程処理まで終えると、廃車解体処理状況をリサイクルシステム上で報告し、解体工程は完了です。

廃車解体は各工程ごとに担当業者が違う場合もあります。工程ごとに対応する引取業者・フロン類回収業者・解体業者・破砕業者には、各自治体への登録・認可が必要になっており、一社で全ての工程を対応できる業者もあれば、各工程ごとに対応する業者が異なり連携している業者もあります。

廃車解体費用の相場

不要車だけでなく、事故車や故障車なども車としての復帰が難しければ廃車解体することになります。直接自動車解体業者へ持ち込めば、ディーラーに廃車解体代行を依頼するよりは費用は安くなります。ただ、それでも解体費用として1〜2万円程度請求されることがあり、特に事故車や車検切れ等走行できない車であれば、引き渡しにレッカーが必要になるため、解体費用とレッカー費用を合計すると数万円はかかります。また、費用だけでなく信頼できる業者を探す必要もあり、時間と手間もかかってしまいます。どちらを選択するにしても、数万円の出費と手間が発生してしまうのです。

廃車解体の費用比較

下記の表に廃車解体処分にかかる費用の目安をまとめました。

自分で廃車 ディーラー・中古車 廃車無料.com
解体費用 1万円~ 1万円~ 0 円~
手続き手数料 0 1万円~ 0
レッカー費用 2 万円~ 2万円~ 0 円~
費用合計 3 万円 4 万円 0 円~

車の所有者が直接、自動車解体業者へ解体を依頼して車を持ち込むと、ディーラーを通して代行依頼をするよりは、マージンもかからず費用は安くなるでしょう。ただ、それでも解体業者によっては費用として1〜2万円程度請求されることがあり、特に事故車や車検切れ車などの公道を走行できない車であれば、引取りのレッカー手配も必要になるため、全額無料で廃車引き取りから解体までできる業者は多くはありません。廃車無料.comのように明確に廃車費用無料の業者を選ぶと安心でしょう。

廃車解体処分をお得にする方法

廃車解体の流れや、廃車解体にかかる費用相場をご紹介しました。
では、実際に廃車解体処分をするとなると、どこに依頼するのが最もお得なのでしょうか。

自動車解体業者に解体依頼した場合

廃車の解体処理はどんな業者でも自由にできることではありません。自動車リサイクル法によって、法律で定められた適正な解体を行うことができる事業者にのみ、自治体への登録許可と認可が与えられています。もしも認可のない業者が勝手に解体処理をすると、無許可無認可の違反業者として、摘発される可能性があるのです。
個人で廃車を予定していて、認可のある自動車解体業者に直接依頼し解体してもらうことは可能です。しかし、解体業者によっては処理台数を安定させるため、法人からの解体依頼しか受けていない業者もあります。直接解体依頼をしようとしても、依頼できる業者自体が見つからないことも少なくないのです。

ディーラーに解体依頼をした場合

では、自動車解体業者が見つからない時は、ディーラーに廃車解体の代行を依頼することもできます。ただし、廃車解体になるような低年式車・過走行車・事故車・故障車は、基本的にディーラーや中古車店では無償で引き取ってもらえません。車販売を主な業務とする業者のほとんどが、国内での販売網しかなく、国内相場で価値が低いといわれる再販が難しい車は、在庫リスクやデメリットを恐れて引取り自体断ることが多いのです。そのため、ディーラーに廃車解体を依頼するということは、ディーラーを経由して自動車解体業者に解体をしてもらうことになります。
ディーラーで次の車を購入する場合であれば、無償で廃車を引取りしてもらえたり、下取り車してくれることもありますが、ディーラーに廃車解体の代行だけを依頼するとなると、必要となる解体費用に加え、外部発注となるための手数料、車を運ぶためのレッカー代なども重なるため、費用が高額になる可能性が高くなってしまいます。

廃車解体処分をお得にする方法

廃車無料.comに廃車解体を依頼していただければ、解体費用無料・手続き代行費用無料・レッカー費用無料です。日本全国で対応していますので業者を探す手間も省けます(一部離島を除く)。

  • 廃車引取りの費用無料
  • 手間や時間がかからない
  • 初めての廃車も安心のサポート

また、国内外で人気のある車両は、無料で廃車解体を依頼できるだけでなく、廃車買取ができれば、さらに買取金額を貰えることでプラスになります。浮かせられたお金は買い換えるクルマの購入資金にしたり、オプションの追加のために使いましょう。

廃車の解体に関してのQ&A

廃車の解体に関するよくあるご質問にお答えします。

永久抹消登録の手続きは誰でもできるの?

永久抹消登録の手続きはどんな人でもできるわけではありません。手続きを進めることができるのは車の所有者本人、もしくは所有者から正式に委任された代理人のみです。代理人が手続きをする場合は、所有者の実印が押印された委任状を、運輸支局窓口に持参する必要があります。

ナンバープレートが盗難されてしまいました。永久抹消登録はできますか?

ナンバープレートを盗難や事故によって紛失してしまっても、永久抹消登録をすることはできます。ただし、盗難にあった場合は被害にあった場所を管轄する警察署へ出向き、盗難被害届を提出しなければなりません。盗難被害届を出したら、被害届を出した日付と被害届の受理番号がわかりますので、理由書に記入して運輸支局窓口で手続き時申請時に提出する必要があります。

永久抹消登録をしないと自動車税重量税の還付を受けることができないのですか?

自動車重量税は、自動車リサイクル法に基づいて適正に解体された場合、かつ永久抹消登録を申請し完了した日の次の日から車検残存期間迄1カ月以上なければ、還付を受けることができません。

リサイクル料金を払っているのか覚えていません。かくにんできますか?

リサイクル法によって、リサイクル料金は車の最終所有者が支払うものと定められています。ほとんどの車がリサイクル料金の支払いは終えていますが、状況を確認をしておきたいという方は、自動車リサイクルシステムのウェブサイト上のユーザーの方へのフォームに、自動車の車台番号下4桁と自動車登録番号を入力すると支払い状況がわかります。

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