軽自動車検査協会はどこにある？どんな手続きができるの？

軽自動車検査協会は、軽自動車の検査や手続きを行うことができる場所となっています。

軽自動車検査協会（けいじどうしゃけんさきょうかい）では、軽自動車のどのような手続きができるのか、軽自動車にはどんな定義があるのかなど、詳しく解説します。

軽自動車検査協会について

軽自動車検査協会（けいじどうしゃけんさきょうかい）は、国に代わって軽自動車の検査事務等を行う機関として1972年8月24日に設立登記、1973年10月1日から検査業務を開始しました。

その後、1987年10月1日には、国へ政府出資金を全額返還し特別民間法人となっています。現在は全国、軽自動車の検査や手続きを行っています。

ナンバープレートの地域ごとに管轄する軽自動車検査協会が決まっています。宮城県(宮城ナンバーと仙台ナンバー)や岡山県(岡山ナンバーと倉敷ナンバー)のように複数のナンバープレートを管轄している軽自動車検査協会や、長崎県や沖縄県のように同じナンバープレートでも住所によって管轄する軽自動車検査協会が異なる場合もあります。

自動車の手続きは基本的に住んでいる住所（自動車を使用する本拠の位置）を管轄する軽自動車検査協会で行います。

軽自動車検査協会でできる軽自動車の手続き

軽自動車検査協会では、軽自動車に関する手続きを行うことができます。こちらでは、同庁で行うことができる軽自動車の手続きについて解説します。

車検

軽自動車検査協会では、車両番号の指定を受けたことのない軽自動車を新たに使用するための新規車検、車検が切れる軽自動車を継続使用するための継続車検、一度一時使用中止手続きをしていた中古車を再度使用するための中古車新規検査を行うことができます。

登録手続き

軽自動車検査協会では、使用を一時中止する時の返納登録手続きや、解体した場合の抹消登録手続き、使用者や所有者が住所を変更した時の住所変更登録手続き、所有者が変更になった時の名義変更手続きを行うことができます。

ナンバープレートの番号変更・再発行、車検証再発行

軽自動車検査協会では、ナンバープレート（車両番号標）や車検証を破損または紛失した場合の、再交付手続きができます。また、車両番号の変更や、車両番号はそのままでナンバープレートを図柄入りナンバープレートに交換する場合の手続きもできます。

その他に可能な手続き

軽自動車を輸出する場合の輸出されなかった時の手続きや、後席シートを外すなどの構造等の変更を行った場合の変更検査などもできるようになっています。また、ディーラーなどの販売店が使用者が決まる前の商品自動車の検査をする予備検査も行うことができます。

軽自動車の定義

軽自動車の規格が初めて制定されたのは、昭和24年7月です。その後幾度かの規格の変遷がありましたが、現在は平成10年10月1日から制定された排気量660cc以下、長さ3.4m以下、幅1.48ｍ以下、高さ2.0m以下の三輪および四輪自動車が軽自動車の規格となっています。どれか1つでも規格を超えると、普通小型自動車として扱われます。二輪自動車（バイク）の手続きは排気量によって管轄の市区町村役場・運輸支局に行っておこないます。現在、軽自動車検査協会で管轄している二輪自動車はありません。

軽自動車の見分け方

軽自動車と小型自動車は、一見ボディサイズが近しい車体もあり、見分けることが難しいと思われますが、軽自動車の自家用車はナンバープレートの色が黄色地に黒色の文字、商用車（事業用車）は黒地に黄色の文字が使われているため分別できるようになっています。

また、軽自動車検査協会では普通自動車の手続きを行うことはできません。普通自動車の手続きは、管轄の運輸支局で行います。

運輸支局での車の手続き
運輸支局では普通自動車の登録手続きができます。軽自動車の手続きは、軽自動車検査協会での手続きになりますので、運輸支局では行うことができません。

運輸支局では、普通自動車の新規登録、移転登録（名義変更）、引越し等の変更登録や、車の使用中止や廃車手続きに必要な一時抹消登録、または永久抹消登録の手続きを行うことができます。

引用：運輸支局でできる手続きとは？各支局の管轄地域も紹介

全国の軽自動車検査協会

軽自動車検査協会は、事務所・支所・分室を含めて全国に90箇所設置されています。各所で、管轄の地域とナンバープレートが異なります。

まとめ

軽自動車の各種手続きを行うことができる軽自動車検査協会について解説しました。管轄の地域の軽自動車検査協会のアクセスや連絡先を知りたい場合は、下記ページから探すことができます。