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廃車の知識

軽トラは高価買取が期待できる!?高く売るためのコツと注意点とは

廃車の知識

軽トラは、農業や林業等を営む人から特に人気のある軽自動車規格の小型トラックです。普通車の小型トラックとは異なり、軽自動車は維持費も抑えられることから、自宅作業用にセカンドカーとして所有する人も多くなっています。作業用車の場合、普段から近場での利用に限られるため、走行距離は短いけれど年式は古いといった軽トラが多いようです。

軽トラは新車販売時の本体販売価格も低いですし、年式が古いと買取価格も期待できないと思われている方が多いのですが、実は軽トラは高価買取が期待できる車種となっています。

こちらでは、なぜ軽トラは買取査定で高価買取ができるのか、詳しく解説します。

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軽トラとはどんな車?

日本自動車工業会の動向調査によると事業所による軽トラ保有台数は、この数年やや減少傾向にはあるものの、500万台弱の台数が継続保有されていることがわかっています。

まずは、運送業や農林業で人気の軽トラについて解説します。

軽自動車の定義

軽トラとは、軽自動車規格の小型トラックのことです。
軽自動車の規格は今までに何度か改正されていますが、平成10年10月1日に改正されてから現在まで同じ規格となっています。軽自動車の規格は、長さ3.40m以下、幅1.48m以下、高さ2.00m以下です。原動機の排気量は、0.660リットル以下と決められています。また、軽自動車の最大積載量は、一律で350kgまでとなっています。基本的な軽トラの車体構造は、3輪以上の2シートで、乗員定数は2人までです。

軽トラは荷物を積載することに特化したシンプルな構造です。現在もダイハツ、日産、スズキと各メーカーから軽トラが販売されていますが、最もシンプルなベースグレードモデルは車両本体価格が100万円前後となっており、他の軽乗用ハイトワゴン等に比べると低価格です。

軽トラの個人用と商用で違いはある?

軽トラは、個人で使用するための自家用車も多いですが、法人の商用(事業用)トラックとしても多く利用されています。自家用と商用の軽トラの違いや、見分け方はあるのでしょうか

自家用車は自動車の車検登録をすることでで使用することができますが、軽自動車を商用(事業用)で使用するには、貨物軽自動車運送事業の事業登録が必要です。

貨物軽自動車運送事業とは、他人の需要に応じ有償で車を使用して貨物を運送する事業のことをいいます。宅配便など、有償で荷物を運送する時にトラックを使用するには、事業用登録が必要ですが、畑から自宅まで荷物を運ぶなどの無償での使用であれば、事業用登録は必要ありません。

事業用登録は、管轄の運輸支局で行います。事業用登録をした軽商用(事業用)車には、黒色のナンバープレートが交付されます。自家用の軽自動車は、オリンピック限定等のナンバープレートでない限り、黄色のナンバープレートになります。事業用かどうかの見分け方のポイントは、このナンバープレートの色が黄色か黒かで判断するか、車検証の車種が自家用か事業用になっているかで確認ができます。

自家用と商用(事業用)軽トラックの違いはナンバープレートだけでなく、軽自動車税も異なります。平成27年4月1日に税制改正があり、改正以降に新規登録された軽自動車の軽自動車税(乗用)は、商用車は年額6,900円、自家用車は年額10,800円となっています。

軽トラは高価買取が期待できる理由

軽自動車の中古車市場での相場は、年式が10年経過すると大きく下がる傾向にあります。しかし、軽トラは年式が古くなっても相場が下がりにくく、車種や状態次第で高価買取が期待できるのです。どうして軽トラは、同じ軽自動車でも高価買取できるのでしょうか。

軽トラには高い需要と強い市場がある

軽トラというと、農林業や荷物の運搬など専門性が高い車です。

ファミリーカーにも人気の軽乗用トールワゴンや軽セダンとは違い、作業に使われることを想定し、軽トラは設計されています。作業に使うための軽トラに対し、外装の小さな傷やヘコミを気にするユーザーは少なく、車体に対してシートオプションなどの追加オプションを求めるユーザーも多くはありません軽トラは動いて使える道具として探す方が多いのです。そのため、中古車買取業者で軽トラを売ろうと買取査定を受けても、外装がマイナス評価になることは少なく、売りやすい車になっています。

軽トラの買取査定では、車体の傷やヘコミよりも、走行状態に問題がないか多走行車ではないか、が評価につながっています。日本は農林業が盛んなため、全国的に軽トラの中古車市場には随時買い手がいる状態となっています。市場において、作業用の軽トラ需要がなくなる心配はほとんどないといえるでしょう。次の買い手がつきやすい軽トラは、買取業者にとっても在庫リスクの心配がないため、積極的に高値を付けて買取することができるのです。

軽トラは海外でも需要の高い車

軽トラは、海外での需要も高いことをご存知でしょうか。
軽自動車規格は、実は日本国内にしかありません。海外では、0.660リットルという少ない排気量の車はほぼなく、ミニカーといっても基本的にリッターカーになります。ボディサイズも国産車と比べると大きく、軽トラのように小回りも効いて、軽量化されていて燃費がよく、低コストで使い勝手が良い車が実は少ないのです。

そのため、荷物も積めて小回りも効く軽トラは、海外で敷地内専用作業車などの需要があります。国内では市場価値が低くなり買取が低い低年式車や多走行の軽トラも、輸出後に海外で活躍できるため、海外輸出を前提に高価買取している業者がいます。軽自動車というと古くて多走行車は買取が付きづらいのですが、同条件の軽トラの買取査定価格が高値になっているのは、海外市場の影響が大きくなっています。

軽トラを高く売るためのコツと注意点

軽トラが高価買取できる理由を解説しました。では、折角高く売れる可能性のある軽トラを、高く売るために、覚えておくとプラス査定につながるコツと売却時の注意点をご紹介します。

軽トラを高く売るためのコツ

売却予定の軽トラがある方へ、軽トラを高く売るためのコツとして、同車種の買取相場を前もってチェックしておくことをおすすめします。
現在の買取相場を知っておくことで査定を受ける時に、ある程度の価格帯を分かった上で交渉ができます。また、低い査定価格になった時にも、相場を伝えて交渉に活用することができます。

ただ、相場を確認する時にはご自身の売却予定の軽トラの情報と照らし合わせておくことをおすすめします。実は買取で高値がついている軽トラには、いくつか特徴があります。

その高価買取になりやすい軽トラの3つの特徴が、「エアコンがある」「4WDが人気」「トランスミッションはMTが人気」です

売却予定の方は、ご自身の軽トラが人気のグレードや駆動方式かどうかを確認し、相場を調べておくと良いでしょう。特に実車査定ではなく、電話やLINEなどで査定を受ける場合は車検証など書面から得た情報を伝えることが多いと思います。しかし、エアコンの有無やトランスミッション、駆動方式が何かなどは車検証からは情報が得られません。前もって、ご自身で確認しておくようにしましょう。

軽トラを高く売るための注意点

軽トラを高く売るために注意するべきポイントは、買取業者選びです。軽トラは中古車実需が高いため、ほとんどの買取業者が一定金額以上の買取金額をつけることができる車種といえます。そのため、一社で査定を受けてみて、査定結果の金額が希望通りの金額になれば、納得してそのまま売却してしまう方が多いでしょう。しかし、実はもっと高い買取査定額がつく可能性もあるのです。
前述したように、軽トラには海外での高い需要があります。国内販路のみを持つ買取業者で査定を受けて、その結果を鵜呑みにしてしまうと、それ以上に高い査定結果が出たかもしれないのに損をするかもしれません。

軽トラを高く売るためには、海外輸出販路をもつ買取業者と、国内に販路を持つ中古車販売業者などの、複数の買取業者に同時に見積もりをきいてみましょう。結果として、一番高い査定額を提示した業者を選ぶことで、軽トラをお得に売却することができます。

まとめ

こちらでは、軽トラを高く売ることができる理由や、軽トラを高く売るためのコツと注意点を解説しました。軽トラは、農業や林業に欠かせない車として日本全国で活躍しています。自宅で畑や稲作をしている人は、一台以上は軽トラを所有しているという人も多いと思いますが、年式が古かったり、作業で使っていて傷やヘコミがついていることもあるでしょう。軽トラは、古かったり傷やヘコミがあったとしても、需要があるため高価買取できる車です。軽トラの乗り換えや売却予定がある方は、まずは売却予定の車の状態を確認してから買取相場を調べて、複数社で見積をとってみることをおすすめします

廃車無料.comでは、海外への輸出を行う業者とも直接提携しているため、軽トラの買取査定も得意としています。買取査定は年中無休で無料で行っていますので、今の価格が気になるという方は、お気軽にお問い合わせください。