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廃車の知識

車買取の知っておくと得する基礎知識

廃車の知識

車買取を初めて依頼する方は、車買取りの時にどんな書類が必要となるのか、またどんな業者に車買取を依頼するべきかもわからないという方が多いでしょう。

車買取を依頼する前に「知っておくと得する」車買取の基礎知識をこちらでご紹介します。

車買取を依頼する前に

車買取を依頼する前に、まずは準備が必要です。初めての時は特に準備に時間がかかることもあり得ますが、買取時期が遅くなることで相場が下がってしまう可能性も少なくありません。どんな準備が必要になるのか、参考にご覧ください。

車買取に必要となる書類の準備

車買取を依頼する時、車の所有者は売却する車が普通自動車か軽自動車かによって、それぞれ必要な書類を準備しなくてはいけません。基本的に車内に常備しているはずの書類が主に必要となりますが、過去に車を購入した時と現在の情報に変更があれば、必要書類も変わってきます。簡単に言ってしまうと、車検証に記載されている情報と、今の状況が違うのであれば、変更のあった情報を確認する必要があるのです。

こちらでは、普通自動車・軽自動車の車買取に共通して必要となる書類について解説します。また、必要となる書類を紛失してしまった場合の対処法についてもご紹介しています。

自動車検査証

自動車検査証とは、この車の持ち主が誰でどのような車か、を第三者に証明する書類のことです。車検証とも呼びます。道路運送車両法が定める自動車保安基準(安全管理・公害防止を目的とした装備・装置が備えるべき基準)を満たした車を証明する公的文書となっており、道路運送車両法によって車検証は必ず車内に携帯しておかなければいけません。不携帯の状態で走行すると、罰金50万円以下の刑罰が科せられてしまいます。

車検証の所有者の欄がローン会社または、法人名義の場合
所有者が個人ではなくローン会社、法人になっている場合には、通常の廃車手続きに必要な書類に加えて、所有者の印鑑証明書と、所有者の譲渡証明書と、所有者の委任状の3点が必要となります。もし住所が異なる場合には、さらに登記簿謄本も必要となります。
車検証の所有者が亡くなってしまった場合
所有者が既に亡くなっている場合には、通常の廃車手続きに必要な書類に加えて、戸籍謄本(改正原戸籍)、除籍謄本、遺産分割協議書、印鑑証明書もあわせて必要になります。

自賠責保険証明書

自賠責保険とは、自動車損害賠償保障法という法律により、原則すべての自動車および原動機付自転車の所有者に加入が義務づけられている損害保険のことでその保険に加入していることを表す証明書になります。自賠責保険は通称、強制保険とも呼ばれています。自賠責保険は加入することが法律で義務となっています。未加入の場合は1年以下の懲役または50万円以下の罰金、さらに違反点数6点と大変厳しい罰則が設けられています。また、自動車に積んでいないだけで30万円以下の罰金とも定められていますので、必ず車検証と一緒に携帯しておきましょう。

リサイクル券

リサイクル券とは、自動車の購入時に前もって支払いを済ませているもので、自動車を解体・破砕した後に残るゴミであるシュレッダーダスト、エアバッグ類のリサイクルとカーエアコンのフロン類を破壊するために必要な費用となっています。リサイクル料金はフロン類、エアバッグ類、シュレッダーダストの処理等に使われるため、返金されません。

印鑑登録証明書

印鑑登録とは、印鑑により個人および法人を証明する制度で、印鑑登録をしたことを証するものを印鑑登録証、印影と登録者の住所・氏名・生年月日・性別を記載したものを印鑑登録証明書といいます。登録者が請求すると、各自治体の首長の証明印入りで発行されるため、本人証明書類としても有効です。印鑑登録証明書そのものは、基本的に有効期限は存在しませんが、手続きを依頼する際などは発行日から2〜3ヶ月以内のものが必要となります。

ナンバープレート

ナンバープレートまたは自動車登録番号標とは、自動車に取り付けられているプレートのことであり、車両の識別や所有者の特定に使われます。

ナンバープレートは、単一的な数字や文字、地域名などから成り立っており、たいていの国で公道を走行する自動車に取り付けが義務づけられており、つけていない場合は罰金となることもあります。日本でもナンバープレートを外して公道を走ると違反(50万円以下の罰金)となります。

車買取はどんな業者に依頼するべき?

車買取はどのような業者に依頼すればいいのでしょうか。

お住まいの地域から車買取業者を探す

全国にはたくさんの車買取業者が存在します。店舗型の買取業者の場合は、エリア内であれば無料で出張査定が可能で、エリア外の場合はご自身で店舗へ持ち込み、査定を受けるようにしているところが多くなっています。

車買取業者によって査定基準や出張査定の対応エリアも異なります。まずは車の保管場所のエリアに対応している車買取業者を探すことから始めましょう。お住いの地域によっては、人気となる車種が異なりますので、査定金額も大きく変わってきます。
ただ、事故車や不動車の場合、車買取業者のなかでもディーラーや中古車販売業者では査定が付かない場合もあります。店舗によっては引き取りに費用がかかることもあり、業者選びは慎重にしなくてはいけません。

車買取に関するQ&A

前項までは車買取の基礎知識について、ご紹介しました。こちらではさらに車買取に関するよくある質問も合わせてご紹介します。

Q.車買取と下取りの違いって?

車の下取りとは、主に新車をディーラーで購入するときに、現在の車を買い取ってもらうことをいいます。下取りは購入が前提となりますので、買取金額を受け取るのではなく、次の車の購入費用からの値引きとなることが一般的です。車買取は車の買取専門店や販売店に、新しい車の購入とは関係なく直接、車を売却することです。手に入れた買取金額の用途は自由です。

Q.車の査定基準って決まっているの?

買取を行っている店舗によっては独自の基準を設けているところもありますが、車の査定基準は基本的には決まっています。多くの買取店で行っている査定の基準は日本自動車査定協会(JAAI)の「中古自動車査定制度」という、経済産業省と国土交通省が指導している制度によって適正な流通が行われるように基準が決められているのです。

Q.ローン中の車を買取りに出しても良い?

車にローンが残っている場合も、車の所有者がご自身であれば買取してもらうことは可能です。ただし、車を売ったからといって返済義務が無くなるわけではありません。銀行ローンなどで車が担保ではない場合、ご自身が所有者になっていれば車を売却することはできますが、車が手元にあるかどうかに関わらず、ローンの金額自体は全額返済をすべて完了する必要があります。

マイカーローン(銀行ローン)を組んで車を購入し、所有権が車の使用者と同じになっている場合は所有権はご自身にありますので、車の売却や廃車の手続きをすすめることができます。ただし、マイカーローンの中には規約で「返済中の車の売却を禁止する」と契約内で決められている場合もありますので、トラブルにならないように必ず確認をとってから手続きをすすめるようにしましょう。

引用:ローンが残っている車の廃車はできる?廃車の方法は?

Q.売るときは傷やへこみを修理したほうが高く売れる?

車を売る際は、傷やへこみがあるとやはり査定額に影響は出てしまいますが、査定前に修理等はしないようにしましょう。素人が修理等をしてしまうとムラになってしまったりと更にマイナス査定をされる場合もあります。また、修理工場で修理をしても、修理にかかった金額以上の買取価格のプラス査定になる可能性は低いため。損をしてしまうかもしれません。

Q.リサイクル料金は戻ってくる?

リサイクル料金は廃車・解体する際に有用資源を適切にリサイクルすることを目的とする「自動車リサイクル法」に基づいたものとされており、廃車にする場合はリサイクル料が還付されることはありません。リサイクル料金は車の所有者がリサイクルに必要となる費用の一部を負担することと定められていますので、車の購入時又は車検時に納めていることがほとんどです。

まとめ

こちらでは車買取について事前に知っておくと得をする基礎知識をご紹介しました。初めて車の売却を予定している方は、知らないまま車を売却してしまうと、必要な部分をスルーしてしまう可能性がありますので、ぜひ前もってご確認ください。