車が突然故障してしまい「修理ができない、修理費用が高い」といった理由から、車を手放すことになった時、その故障車は買取してもらえるのでしょうか。
こちらでは、「故障車は買取できるのか、故障車でも高価買取はできるのか」について、詳しく解説します。
故障車とは?
一概に故障車といっても、故障箇所や故障度合いにより異なります。
故障箇所がエンジンやトランスミッション、システムの異常、足回り関連のトラブルとなると、故障のため不動車となり、故障度合いも大きい車となります。しかし、バッテリー上がりや、エアコンがフィルター汚れで効きづらくなっているなど、ドライバーが自分自身でも修理対応ができる車も、故障度合いの小さい故障車となります。
車が故障したら修理可否と見積を確認
前述のとおり故障車といっても、故障度合いで大きく対応は異なります。
故障したからといって、すぐにその車の手放しをしようとする人は少ないでしょう。故障車は専門知識がないと、修理ができるのか修理にいくらかかるのかを判断することはできません。まずはディーラーや車の修理工場、車両保険加入者は保険会社、修理工場で修理の可否と修理見積をきいてみましょう。故障箇所や故障の度合いによっては修理ができず、そのまま車を手放すことになるかもしれません。修理ができる場合は、費用の見積をきいてみて、修理をしてそのまま乗り続けるか、修理せず手放すかを検討します。
故障車の修理費用相場
故障車の修理費用は、故障箇所によって差があります。例えば、エンジンが故障したとなると不動車になってしまうため、修理をするには高額な費用が予想されますが、実際はどの程度の修理費用がかかるのでしょうか。
現在の車のエンジンは、ほとんどがコンピュータ制御によるもので、制御システムがセンサーから得た情報をもとに、エンジンが最適に作動するように制御しています。そのため、センサーが故障してしまうとシステム制御ができなくなり、故障してしまうのです。ただし、センサーの故障は、エンジン本体の故障による部品交換を伴う修理に比べると、かなり費用は抑えられます。
センサーの故障であれば、その部分が1〜3万円位の修理費用となります。しかし、システムではなくエンジン内部に故障がある場合、修理費用は30万円〜、車種によっては100万円位かかることもあります。
以下の表に、故障箇所ごとの平均修理費用相場をまとめています。
故障個所 | 修理費用 |
---|---|
ライト切れ | 数千円~ |
傷・へこみ(小さいもの) | 3万円~ |
カーエアコンガス漏れ | 2万円~ |
エンジンシステム(センサー) | 1万円~ |
エンジン(載せ替え) | 30万円~ |
故障車でも車買取できるの?
故障車買取と一般的な中古車買取を比較すると、故障車の買取査定は厳しくなることが予想されます。今まで車の買取依頼や乗り換えの時の下取りをしてもらう機会はあったが、故障車買取をしてもらった経験は少なかったり、初めてという方もいらっしゃるでしょう。修理可否を聞いて修理ができない、修理見積の結果が高額だったため修理しないなどの理由から手放すことになった故障車は、車買取業者に売却することができるのでしょうか。
故障車の車買取はほぼできる
実は、ほとんどの車買取業者が故障車の買取自体はしています。ただ、中古車買取業者にとって、故障車買取はリスクがあります。買い取った故障車を修理して中古車として再販するとなると、修理費用がかかることと、修理歴のある車が売れるかどうかの在庫リスク、どちらも抱えることになります。修理費用見積が高く、修理を諦めて売却することにした故障車は、再販するための修理コストも高くなる可能性があり、高い買取査定は難しいかもしれません。
修理ができない故障車でも買取りはできるのか
故障度合いによっては修理が難しい場合もあります。中古車買取業者やディーラーでは、修理できない故障車の買取をしても、その後の再販ルートを確保することが難しいため買取を断られたり、買取価格はつかず無料で引取になることが多くなります。修理できない故障車の買取は、故障車の引取後に自社で解体処理やパーツの取り出し、リサイクルパーツの整備販売などのルートももっている廃車買取業者がおすすめです。
故障車も高価買取できる買取業者はどこ?
故障車であっても、買取りをしてもらうのであればできるだけ高価買取を狙いたいですよね。どんな車買取業者が故障車の高価買取をしているのでしょうか。
こちらでは、故障車を高く買取りしてもらうための業者の選び方や、買取りしてもらうにあたって損をしないための注意点をご紹介します。
故障車の高価買取が期待できる車買取業者とは
故障車の高価買取が期待できる買取業者は、買取後の再販ルートを自社で多数確保することができている廃車買取業者です。
故障車や修理後の中古車は、国内の中古車市場での需要は決して高いとは言えません。中古車として再販されている車に対し、買い手側は修理歴や故障歴がある車にマイナスイメージをもってしまうため、積極的に購入しようとはしないのです。
修理やメンテナンスのほとんどをディーラーや整備工場に任せることが多い日本では、故障して修理が必要になると費用がかかるといったイメージもあり、買い手がつきづらいことから、市場価値が下がる要因の一つになっています。しかし、海外では自分で修理やメンテナンスなどをする人が多く、故障車や修理歴のある車に対するマイナスがあまり影響しません。そのため、海外への輸出ルートをもつ車買取業者や廃車買取業者は、国内ではなく海外への輸出によって高い売価を想定し、高価買取ができています。
故障車買取で損をしないための注意点
故障車をできるだけ高く売るには、買取査定で評価を下げないように注意しなくてはいけません。
まず、売却する時に車が故障車であることは、買取業者に隠してはいけません。これは契約不適合責任といって売却時に伝えた内容で売買契約を行った後、内容に相違があった場合売る側の責任となってしまいます。故障車と隠して売却し、車を引き渡した後に判明すると、反則金が発生したり、後から買取金額が大きく下がってしまうなどのトラブルが起こりやすくなります。
また、売却時に必要な書類を揃えなくてはいけないため、所有者が売却しようとしている本人であるかどうかも、しっかり確認しましょう。車を購入してすぐにエンジントラブルなどで故障して、車を手放そうとしたところ、車検証を確認したらローン会社に所有権がついていた、ということも少なくありません。契約時に所有者本人と伝えていると、書類が届かないというトラブルもありません。売却の時は、印鑑証明書のほかに実印準備が必要です。
事故車は買取できる?事故車の定義と買取相場について
事故車は買取できるか、また事故車の定義や事故車の買取相場の査定ポイントについてご説明します。廃車無料.comでは廃車費用無料で事故車の買取が可能です。
まとめ
こちらでは故障車の買取について詳しく解説しました。故障車を手放すことになったとき、故障車買取をしてもらうことはできますが、故障の度合いや修理できるかによって買取りできない業者がいたり、無料引取になることがあります。
また、故障車を高く買取してもらうには、故障車買取ができる車買取業者のなかでも、海外へ輸出販路をもっている車買取業者へ買取り見積依頼することをおすすめします。故障の度合いが大きく修理が難しい故障車でも、海外での部品需要が高くなっていることから、廃車買取業者では買取ができています。故障により修理不可だった車の売却先に悩んでいるという方は、国内外に多数の販路を持っていて、どんな故障車でも買取ができる廃車無料.comまで、お気軽にお問い合わせください。